・キャンプ場は人が多くて疲れる
・料金が高い
それに比べて野営は素晴らしい!
●より自然と触れ合える
●人が少なくゆっくりできる
●なによりお財布に優しい
『よし、次は野営に挑戦だ!』
そんなあなたに知って欲しい。
多くの人が【野営時のトイレ事情を知らない】という事実。
「山の中、そこらで済ませれば良いのでは?」
経験者から聞いたのかもしれませんがそれは勘違いなのです。
※野営・・・管理されたキャンプ場以外で行う、ワイルドなキャンプスタイル
目次 |01 携帯トイレが必要な理由 |02 携帯トイレの使い方 |03 携帯トイレがない。やむを得ない場合の対処法
キャンプ場とは違い、山林は国有有地。
国の土地もしくは他人の土地を排泄物で汚染することに。
自分が所有する山林でない場合は、携帯トイレを持参しましょう。
携帯トイレとは、上下水道の設備がない環境で使用できる簡易トイレのことです。
さまざまな形状の携帯トイレが販売されていますが、携帯性を考えると便座部分は持ち込まず、排泄物を入れる便袋(ビニール袋)のまま使用すると良いでしょう。
携帯トイレの基本的な使い方は、次のとおりです。
①便袋を広げて地面に置く
②吸水凝固剤(高吸水性樹脂など)または新聞紙を便袋内に敷く
③用を足す
④便袋の口を縛り、防臭袋に入れる
⑤持ち帰って燃えるゴミとして処分する
野営で一泊以上過ごすとなると、複数回分の便袋が保管必要です。
持ち帰る際、袋の口を縛るときはコンパクトにすることがポイントです。
小・大のどちらをするかによって、便袋に敷く吸水凝固剤(高吸水性樹脂など)や新聞紙の量を調節すると、ゴミの量を抑えられます。
携帯トイレは、あらかじめシート状の吸水凝固剤が便袋内に貼り付けられているタイプや、用を足した後に凝固剤をふりかけるタイプも販売されています。
利用者が多い山林では、下山口に便袋用の回収ボックスが設置されている場合もあります。
携帯トイレがない場合は穴を掘って処理を。
携帯トイレがない場合や、緊急を要するときは、その場で用を足すしかありません。
やむを得ず地面に用を足す場合は、以下の点に注意しましょう。
➣穴をほって用を足す
深さ10~20cm程度があると、土中のバクテリアが活発。排泄物を分解してくれます。
➣最後はしっかりと土をかぶせる
用を足した後は、バクテリアの分解を促したり人目を避けたりするためにも、
土をかぶせておくことがマナーです。
➣使用したトイレットペーパーは持ち帰る
トイレットペーパーを放置したり、埋めたりすることも避けてください。
木が原料なためトイレットペーパーもスムーズに分解されると思われがちですが、
実際は分解までに長い時間を要します。
➣水場周辺は避ける
川や泉などの汚染を防ぐため、水場から可能な限り離れて用を足すことも大切です。
著者:GACKT
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